瀬尾雪菜

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いよいよ、入学式の日がやってきた。俺は一週間前のあのツンデレちゃんの事が忘れられずにいた…。 (…あのグラウンドにいたって事は、この学校の生徒だと思うんだけどなぁ~…) 俺は1年C組だった。 この学校じゃ3年間クラスが変わらないらしい…。 てことは……、いきなり正念場やないかい…。 もし、クラスにかわいい子がいなかったら……。 だめだだめだ…!! ここはポジティブに考えるのだ永吉よ…!! 「…ガララッ…」 俺は恐る恐る、クラスの女子の顔を見た…。 まあ、ほとんどは同じ中学の奴らだから…そんなに代わり映えはしないけど…ほらっ。たまーにいるじゃないっ?どっからきたんですか。この妖精ちゃんは的なルックスのちょっと不思議なオーラを放……つ……って…、あれっ? あの窓際の1番後ろの席のあの子って……? …はいキター、あの日のツンデレちゃん。 そんでもって俺の席はあの子の一個前……。 うれしんだか悲しんだか…。 とりあえず、むこうは完全にシカトなので…俺から話かけてみた…。
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