その名は白河志郎ッ!

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ああ……今日も今日とてお外は晴れ晴れしている。 もうこんな日はあれだな。 みすちーの裸体を見てハァハァするしかないな。 いつものことだけど。 俺は本棚から1冊の18禁の同人誌を抜き取ってその手でページをめくる。 表紙にはデカデカと東方のミスティア・ローレライの裸体が描かれ、『とある夜雀の内情』とタイトルが書かれていた。 ……え、俺が誰かって? この小説の主人公の白河志郎ですよ、白河志郎。 何か作者の野郎が調子にのって概要的なところに俺のことを変態変態と書いてあるが気にしなくていいぞ。 実際その通りだから。 志郎「……やっぱみすちーの裸体はいいなぁ。フヒッ。この体の曲線美!あどけない笑顔!」 ―――ああ、これは重症……いやいや、こんな人間こそこっちにいた方が面白くなりそうね。 志郎「――ッ!……なんだ?今何か聞こえたような……空耳かな?まあいいや。ちょっとトイレ行こうっと」 何故トイレに行くかはご想像にお任せすると言いたいところだが……聞きたい? あ、聞きたくない? 別にどっちでもいいよね。 俺は下半身を包む布(ぱんつやらずぼんやら)をガッと下げた。 そして勢いよく便器に座ろうとした瞬間―― クパァ 志郎「なんだ……と!?」 便器に座るはずだった俺の体は突如開いたスキマに呑み込まれてしまった。
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