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「全く……久しぶりに地上に降りてみればこんな目にあうなんて……」
志郎「それより聞きたいことがある」
「何よ?」
この少女、傘を持っているのだが……その傘から立体的な何か舌みたいな何かが垂れ下がっている。
……どう考えてもうらめしやーのあの子ですね。
志郎「何者です?」
「付喪神の威厳を正す付喪神よ」
志郎「どうやら普通ではなさそうだ」
「?……何なのよ一体」
これを見てるみんな、どこぞの忍乙とか決して言わないでほしい。
お兄さん……いやにーにーでもお兄ちゃんでもいいけど、志郎お兄様との約束だよ?
志郎「その付喪神発言からして……多々良小傘だとお見受けする!」
小傘「あら、私も有名になったのね。そうよ、付喪神の特攻隊長、多々良小傘とは私のことよ!恐れいったかしら?」
志郎「いや、恐れいってはないが妹になってくれ」
小傘「はぁ!?意味がわかんないわよ!何で私があなたの妹にならなきゃいけないのよ!」
志郎「そりゃあ俺が妹属性持ちで可愛いキャラは脳内で妹兼嫁にしてるからな」
と、俺ができるだけ爽やかに微笑むと小傘は傘を畳み俺のほほに横殴りで叩きつけた。
小傘「気持ち悪いわね!ブチ殺すぞヒューマンッ!」
志郎「ぶ、ぶったね……?親父にもぶたれたことないのに……」
小傘「うるさい!」
志郎「へぶぅ!……二度もぶった!」
小傘「あーもう、何なのよあんたは!一体何の目的で私に絡んでくるのよ!?」
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