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オイラはさっきまでの浮かれ気分が嘘みたいに重くなって風呂に入るのであった……
風呂から出ると、夕食は赤飯だった…
「なぜに赤飯?」
オイラが訊くと明菜は顔を赤くし、母ちゃんはニコニコと笑う。
「いいから!いいから!あんた赤飯好きだったでしょ?食べるよね?」
母ちゃんの言葉に首を振るが…
「いや…今日は…」
と言ったところで母ちゃんが顔を近付けて凄んできた。
「た・べ・る・わ・よ・ね?」
「は、はひっ!」
思わず返事をしてしまったオイラ…
明菜は終止無言で顔を赤くしていた…
夕食を無理やり食わされ、オイラは腹いっぱいのまま、自分の部屋のベッドに入る。
「今日は…太ったな…明日からまた頑張らないと…」
呟くと、ゆっくりと眠気がしてきた…
その日オイラは、また太ってしまって、みゆきに振られる夢を見てうなされるのでした………
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