彼女と僕

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 帰り道、ガーデニング用の土や、テラコッタの鉢を買う。  木になっても、雨は雨。  ワンワン鳴かなくなったけど、「雨」と呼んでみた。 雨は、何かを伝えたいようだが、勿論声にはならない。 枝をなでた。 出窓のレースカーテン越しの陽の光を受けていた。 まだ午後4時にしては明るいくらい。 あの 白い蛇 女の子、あの小さな蛇は成長していた。 なんだか 不思議な事ばかりで 僕はソファに横になったら寝てしまっていた。
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