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ザークシーズ=ブレイクと名乗る男が話し終わる前に少女が口を挟んだ。
「貴方の眼…素敵ね……あの人と同じ紅い眼」
「それはドウモ…ところで夜中に…しかもこんなにも人通りが少ない場所で君は何をしているんだい?」
「……あぁ…もうすぐ夜が明ける……行かないと…」
男の質問を無視したように言うと少女を真っ白な光が包んだ。
「…?!」
突然の事に男も驚いた。
―――バサッ
光が消え去ると先程少女には無かったモノが彼女の背中にあった。
「…黒い翼…君は…」
少女は男の言葉に柔らかい笑みを見せると一呼吸置いて話す。
「私は天使。
地に堕ちた天使よ……」
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