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私はゆっくりと体を起こした。
そして周りを見渡すと豪華な客室のような部屋に私は居た。
「大丈夫ですか……?」
すると真横から女の人の声が聞こえた。その方向に顔を向けると、とても可愛いらしい少女がいた。
美しい亜麻色の髪にこれまた可愛いらしいドレスを着ている。…まるでフランス人形のような少女。
「……えぇ。」
まだ私はいまいち状況が把握出来なかったので曖昧な返事をした。口をポカンと開いたまま。
「それは良かったですわ」
「此処は……?」
「此処はレインズワース家ですヨ」
………は?
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