7人が本棚に入れています
本棚に追加
潤也
それが彼の名前だった。
話したことはないから気になってた程度だった
…というか、彼が女と話してるのなんて見たことない。
いつの間にか、彼は私の中でマスコット的存在になってた
潤也を見つけるとキュンとしたりして、学校来てないとガッカリもした。
彼は髪がこれでもかってくらい盛れてて落ち着いた茶金色
こんな髪型の人、全然タイプじゃないのに…
それに背だって高くない
顔だってかっこよくない
それでも、
いつもクールな彼の控えめに笑う顔とか
無駄に仲間とつるまないとことか
雰囲気がいつも私を気にさせた。
恋かな?
何回もそう思ったけど
結論はいつも
“恋なわけない”だった。
変な確信もあった。
最初のコメントを投稿しよう!