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ドンドン❗ドンドンとドアを叩く音で翌日、目がさめた。
開けてよ~と声が聞こえる。
目覚めは悪いが隣を見ると美人のゆかりが俺のとなりでねている。
美人のゆかりも目をさました。
「誰⁉」
美人のゆかりが聞く
俺はとっさに答えた
しつこい女。
美人のゆかりはタオルを一枚で肌を隠した状態でツカツカとドアに向かう。
ドアを開けると美人のゆかりと美人じゃないゆかりが遭遇してにらみあう。
この僕が❗取り合いだなんて❗
いや、俺が取り合い…
夢みたいな状況に興奮さえ覚えた
誰なのこの人❗
2人が口をそろえて言う。
俺はツカツカとタオル一枚で2人のもとに近寄り、
美人のゆかりの肩をぐいと自分に寄せて…
呆然と立ちすくむ美人じゃないゆかりに言った。
こうゆうことだから❗もうくるなよ❗
冷たく、クールにカッコ良く言ってやった❗
美人のゆかりに格好良さを見せつけるかのように…勢いよく…
美人じゃないゆかりは大粒の涙をあふれさせていた…
そのまま肩をおとしてなきながら帰っていったんだ。
美人のゆかりが言う
大丈夫なの⁉
あぁ、別れたくて困ってたんだ。
心にもなかった。
昨日までは別れるなんて考えた事すらなかった…
たしか「僕」にはあいつ(美人じゃないゆかり)しかいないとさえ思っていたのに…
この時はこわいものなんてなかった。
地位、金、女を手にした俺は確実に良い男で、今までの「僕」じゃない、「僕」が憧れていた理想の人物になったんだ。
だから古いゆかりはもういらない。
このまま何もかも順調に行くとこの時信じてたんだ。
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