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…うそだろ?からかいやがって…そんなにツキが回ってくる訳がない。 役職、パチンコ、僕は今日だけで2つも欲しかったもんを手に入れた…まさか… ゆかりが突然新聞片手に抱きついてきた ここは店内だ… すごーい‼一等だよ‼一等‼あなた‼最高についてる‼ 僕はまさかと思いながら数字を照らし合わせた… 5234821… 一億円… 嘘だろ?当たってる… ゆかりの声なんて耳に入らなかった キャーキャー騒いでる… その日僕は宝くじとパチンコでもうけた大金の入った財布を慎重に抱え込んだ。 僕は大金を手にしたんだ‼早速明日銀行に行き一億円をもらいに行くと決めて、酔っ払う訳にはいかないと思い、キャバクラから帰ろうと思った。 お会計をすませるとゆかりが言った。 しゅうさん…私上がりの時間だから… 店外デートしちゃう?って言いながら僕の腕にしがみついてきた。 嘘だろ?今までの僕は、ゆかりなみの可愛い女にはツンケンされ、開店前のアフターでさえ断られて気持ち悪い人扱いされていたのに… 僕だって男だ。 彼女のゆかりもいるにはいるけど…こっちのゆかりのほうが好みに決まってる。 宝くじはまだ紙っぺらのままだけど…今日勝ったパチンコ代がまだたんまりある。 僕は「じゃあ…僕の家に来る?」 って誘ってみた。 まさか来るわけがない… 初対面のキモオタ野郎の家にこんな美人が来る訳がない… でも…ゆかりの返事は…行っても良いの?だった… まぁ待てよ… 鎌掛けただけなのに… 今日は彼女のゆかりが家にくる予定もない…幸い僕は18の頃から1人暮らしだ… 宝くじを狙ってるのか?心配ない…宝くじを隠せる場所も家ならある。 このままの流れでゆかりと店をでたんだ…。 僕はこの時…本当に浮かれていたんだ。 今まで生きていた中で…こんなにラッキーな日はない‼ 僕は最強になったんだ‼ 今まで自分が憧れていたものをこの日全て手に入れた‼幸せの絶頂‼そう思って浮かれていたんだ。 僕と美人のゆかりは僕の住処にたどりついた。
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