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数分後。
僕達はホテルの部屋の中にいた。
こじんまりとしたテーブルセットとベッドの間に立ち、立ったまま抱き合った。
15cm程身長差があり、鼻先に髪の毛が当たりくすぐったい。
「私、こうして、相手の体温を感じるのが好きなの。私体温低めだし、男の人って大体体温高めだから。それに・・・」
「それに?」
「貴方がどれだけドキドキしてるか伝わる。」
「なんかズルい」
「ふふ。ほらまた、ドクンって・・・キス・・・しようか?」
「うん。」
腕の中で僕を見つめるミレイの唇と僕の唇が重なる。
ミレイの舌が僕の口の中を探る・・・舌が絡まる・・・かと思うと、僕の舌先をチロチロとくすぐる。
僕の背中に回されたミレイの腕に力が入って、積極的に僕の口の中を探索しているのに、
「はぁ・・・」
と、苦しげに息を吐く。
「首と肩の境目辺りにキスして・・そこ弱いの・・・」
僕はミレイの腰を抱き寄せ言われた場所に口づけた。
一瞬身体を固くして、はぁっと息を吐く。
「そんなに感じるの?」
「うん・・・ゾクゾクしちゃう。立ってるのツラい」
「じゃあ・・・」
僕はミレイがひっくり返らないように気をつけながら、ベッドに腰かけた。
そしてまたキスをしながら、背中に手をまわしブラのホックを外した。
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