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異世界
はるか昔
人々は悪竜に脅かされてきた
悪竜のため子供を1人
生け贄を捧げ
悪竜をなだめてきた
そうして時が経つにつれて
子供は姿を消した
子供はすべて生け贄に
してしまったからだった
人々は生け贄を
用意できなかった
悪竜は怒った
その口から漆黒の焔を吐き
家などを燃やした
そしてついに
王家の娘が生け贄に
捧げられることになった
王はたのんだ
私の娘だけはどうかっと
しかし民は許さなかった
すでに自分達の子供は
生け贄として
捧げられていたからだった
王家の娘は嘆いた
自分のこれからの定めを
そしてついに
娘は悪竜が住む
洞窟の前へと来た
地響きと共に
大きな悪竜が
姿を現した
しかしその時
どこからともなく
全身黒ずくめの男が
娘の前に現れた
突然の事に
悪竜戸惑い
そして問う
「汝何者だ」
対し男は答えた
「うっせぇ、消えろ」
男がそう言うと
右腕が光で包まれ
白い竜の頭があった
そして男は言う
「喰らえ」
その言葉は
悪竜にではなく
白い竜なむかって
放たれた言葉だった
そして白い竜は
その言葉通りに
悪竜を「喰らった」
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