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「それでそれで?その後貴方はどうしたの?」
少女の声は、まるで昔大人から聞かされた昔話を聞かされてはしゃぐ自分の姿を思い出す
本当に信じる、でもそれは作り話で、
勇者なんてものは存在しない架空の人物だと次第に冷めていく
だが目の前にいる少女は俺から出る話に目を輝かせていた
(といっても辺りは暗く顔を確認できないが)
声のトーンから少女が楽しそうなのは確認できた
「あぁ、その後はだな、タコ親父は警察に捕まったんだが、ダイヴァとか言う怖ぇ警察のおっちゃんが俺らに向かってパーンと拳銃投げてきやがって」
「どうして投げてきたの?」
「それはアレだよ。仕事なんだろ」
「仕事?」
「警察ってやつは悪い奴らを捕まえるのが仕事なんだよ」
「フラックは悪い人じゃないよ?」
「あはは…まぁ、俺はダイヴァと仲が良くないんだ。これはまた別の仕事だな」
「んー少し難しい」
「俺も難しい…」
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