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彼はまるでそのアッシュを知っているかのように話し続けた。
「その後アッシュがどこへ行ったのかは誰も知らない。
だけどね、君も知っている様に1年前、
O'sはまた誕生した。しかも、最悪な事に12個が世界中に飛び散って、強く願うナニカに住み付き始めた。
あとね、飛び散った時にこうバーンっとね、”良いもの”と”悪いもの”をつくり出しちゃったんだよねー。」
知ってた??と随分お茶らけてマルクスに言うと、秘書に睨まれてしまった。
誤魔化すようにもう一度咳ばらいすると
彼からでるオーラも雰囲気も緊迫したものとなった
「さて、ここで本題だ。
君は大体9分34秒前にステンドグラスがO'sでない可能性が低い為、
派遣を取りやめるように言ったね。
確かに可能性は低い。
でももしもそのステンドグラス君がO'sだったとしたら?
我々が今回の調査を止めたとして、実はの本物だった。
そして誰かに発見された。誰かは強い願いを持ち、それがもし世界崩壊だとしたら?
私利私欲な富豪の手に渡ったら?
逆にアッシュのように喰われてしまったら…
君はどう責任を取るのかな?」
彼は結局マルクスの返答も聞かず話を先に進める。
「よく覚えておくんだよ?我々はその為に造られたんだって」
にっこりと笑うが、マルクスにとっては恐怖の頬笑みにしか見えないだろう
それほど、彼の頬笑みから溢れる雰囲気は力強いものだった
まさに蛇と蛙。
マルクスはただ失礼しました。
としか言えなかった
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