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暑い夏の日のことだった
僕とアイツは山登りに出かけた
順調に8合目までに着き
もう少しで頂上というところで突風が吹いた
僕は持っていた地図を飛ばされ
アイツは取りに行くと走り出した
落ちる落ちる
アイツが落ちる
地図に気を取られ崖に気づかず
落ちる落ちる
アイツが落ちる
僕は呆然と見ていただけさmy best friendが消えるのを
僕はようやく我に返った
だけどもう遅かった
アイツの悲鳴が聞こえてくる
奈落の底から聞こえてくる
コッコの断末魔のような声が
登ってきた山に響き渡った
落ちた落ちた
アイツが落ちた
標高なんメートルか忘れたこの山から
落ちた落ちた
アイツが落ちた
僕は崖の下を眺めるだけさ
「Oh~ Beautiful scenery」
だけど見つけられないのさアイツを
悲鳴ももう聞こえてこない
アイツは奈落に落ち山よりも高い天へ昇ったのだろうか?
昇る昇る
アイツは昇る
昇る昇る
空へと昇る
昇る昇る昇る昇る
up up up up
down down down down
down up down up down up down up...
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