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マオと裕子はお互いを見てなんじゃそれ?みたいな顔をしていた。
白は呆れたような目で裕子を見た。
「ヴァルハラは人間界で魔力濃度が最も濃い場所だ。すなわち、魔界に最も環境が近い場所。」
マオと裕子は固まった。
「だから、勇者達、人間はヴァルハラを最果てと呼ぶ。」
「なーる」とマオは呟いた。
「という事で、今日はこの町に一泊して明日から世界征服を決行するからそれまで自由行動だ。」白は一気に言うとマオを見て。
「迷うなよ?」と意地悪く呟いた。
「うるさいっ」とマオは呟き歩き出した。
「散歩行ってきまーす」と空を見上げながら。
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