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「今年も出るつもり?」
麻生が聞く。
「当然。」
俺は答えた。
「そこで…。」
麻生に話しかけると、彼女の顔色が変わったように見えた。
「まさか…?」
「今年も一緒に出てくれないか?」
彼女は仕方がないといった感じで答えた。
「OK。後の一人は誰にするの?」
「後の一人は…。ほら来た、三人目。」
その時、噂の三人目が声をかけた。
「谷口くん、ユーコ、オハヨー。」
「おはよう、桐島。」
「レーコ、オハヨ。」
俺たちに声をかけたのは、桐島麗子(キリシマレイコ)。彼女は、中学3年からの付き合い。俺の言った後の三人目とは彼女のことだ。
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