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時は来た。関東大会当日。
集合場所は小岩駅改札前に朝８:３０。
「あいつら、遅いなぁ。」
ちなみに、現在時刻は、午前８:１０。約束の時間にはまだ余裕がある。
ちなみに、集合場所に今いるのは、俺、桐島、それに、優子の妹春菜のチームメイトの月岡留奈、鬼塚知弥だ。
つまり、ここにいないのは、麻生姉妹二人な訳だ。
「遅い！時間までまだあるが、くる気配がないぞ、あの二人！」
そこで俺は携帯を取出し、優子の携帯に電話をかけた。
「…もふぃもふぃ…。」
声が寝呆けている…。
「麻生か？もしかして、今起きたばかりか？」
聞こえてきたのは、俺の問いかけの答えではなく。小さく室内の状況がきこえた。
『…んで…こして……れない…、ブッ。ツー。ツー。ツー。』
切れた。彼女の家から小岩駅までは、時間にして１０～１５分位の位置にある。約束の時間には間に合うだろう。
そこで、あいつらの事はまず置いといて、残ったメンバーに俺は言った。
「今回のルートの説明をするよ。」
これからのルートは、以下の通り。
小岩
｜総武線各駅停車
新小岩
｜総武線快速
東京
｜地下鉄丸ノ内線
池袋
｜西武池袋線
西武球場前
と、いうルートをとる。それに伴う注意事項。
「全員に聞くけど『Suica』か、『PASMO』持っているよな？」
全員がうなづいた。
「乗る前に必ず最低２千円チャージしておくようにな。」
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