届け、この思い

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~生徒会室~ 裕樹「怜花さん、もう遅いですし、今日はこの辺にして帰りましょうか」 怜花「いえ、もう少ししてからにします。そうでないと間に合わないので」 裕樹「そうなんですか…では私も手伝います」 怜花「い、いえ!悪いですよ…もう少しって言いましたけど結構時間掛かるので…」 裕樹「なら尚更でしょう?えーと…これってこうすれば良いんでしたよね?」 怜花「あ、はい、あってます…」 裕樹「チョロいチョロい、さっさと終わらせましょう」 怜花「裕樹さん…はい、お願いします」 ~しばらくして~ 裕樹「さてと、終わりましたし帰りますか」 怜花「はい、ありがとうございます。助かりました」 ~下駄箱にて~ 怜花「あ…雨…」 怜花M「どうしよ~…傘持ってきてないよー…」 裕樹「ん」 (裕樹が怜花に傘をかざす) 怜花「え…」 裕樹「忘れてきたんでしょう?傘。家まで送って行きますよ」 怜花「で、でもそんな…」 裕樹「徒歩通って事は家近いんでしょう?あ、バス?」 怜花「いえ、徒歩通ですけど…悪いですよ」 裕樹「ほら、夜遅いんですから早く帰りましょう」 怜花「裕樹さん…何から何までありがとうございます」 裕樹「あ、裕樹で良いですよ」 怜花「え…」 裕樹「同級生なのに堅苦しいですよ、さん付け。前々から思っていたんですが」 怜花「はい、それもそうですね」
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