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「あれ?ここどこかしら…」
まだ意識が朦朧としてるせいか頭が重い。
「やっと起きたか…。」
すると後ろから突然声がした。
「誰!?」
振り向くと、そこには二人組の男がいた。
「手荒な真似をしてすみませんでした。みさと様。」
一人は、優しそうな笑顔が柔らかい人だった。
「えっ!?どうして私の名前…」
だがもう一人は…
「知っていて当たり前だろ!俺達はお前を探していたんだからな…。」
「ひょっとしなくてもバカかお前?フンッ」
いかにも意地悪そうに人を嘲笑う憎らしい奴だった。
だが…性格こそ最低だったが、まるでそう見せているかの様に男の目は今どき珍しいコバルトブルーの澄んだ瞳をしていた。
そう………。
それが私の二人に対する第一印象だったのだ。
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