20人が本棚に入れています
本棚に追加
深夜一時…
君は僕の携帯にメールしてきたね…
たった一行「死にたい…」と…
【まったく…今、お前が死んだら俺が責任を感じてこれから先の人生の寝付きが悪くなるだろう…
この先不眠症になって俺の安眠を妨害するくらいなら一晩だけ寝不足になってやるからメールして来い】
と返事した…
「ありがとう」の返事に僕はとりあえずホットしたっけ。
あのね?君と繋がっているこの携帯だって作るのに沢山の人が関わっているんだよ?
開発する人…
部品を作る人…
組み立てる人…
運ぶ人…
売る人… もっともっと……
多くの人の想いが詰まっている。
この携帯が僕と君を繋げてる…
皆が応援してくれてるんだよ?
だから、君は一人じゃないんだ。
皆が君に手を差し伸べている…
もし、君がそれに気付いてくれたらきっと不安じゃなくなるのに…
さあ、未来の安眠の為に…
そして、大切な君の為に…今夜は寝不足になりそうだ。
最初のコメントを投稿しよう!