トンネル

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N県のN市に存在する あるトンネルの話です。 ある夜4人の男女がドライ ブがてら肝試しにいこう ということになり人里 離れた海の近くのある トンネルにいったそうで す。一行は午前1時頃、 そのトンネルについたの ですが、何故かそのトン ネルは電灯が全くついて おらず、真っ暗だったそ うです。 すこし気味がわるかった のですが、いまさらかえ るわけにも行かず、入っ たそうです。最初は気味 悪かったトンネル内です が特に何も起こるわけで もなく『何だよ、なにもおきねぇじゃんか』 そう皆が思った、その時 でした。急にトンネルの 途中でエンジンがとまり うごかなくなりました。 『こんなとこで故障かよ』 『じゃあ俺がみるよ』 ドアを開け、エンジンを みようとしたAがふと 後ろを見ると、そこには 全身血だらけの髪の長い 女がよろめきながら ゆっくりとこちらにむか って来ているのが目に入 りました。 『ギャー』 彼らは一目散に家に帰っ たそうです。 あとで聞いた話では、 昔そのトンネルである 髪の長い女性がトラック に轢かれて無残な死を とげたそうです、しかし 遺体の親指だけが今も 見つかっておらず、 毎夜毎夜、女の霊が 現れてその親指を探して いるのだそうです。 みなさんもトンネルを通 る際は気をつけてくださ い。(笑)
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