出会い

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ある日ローリッツ大佐は何か、他に美しく芸術的な虐殺はないかと考えていました。 しかしこの日ヒトラーから 「お前の囚人の私的使用が目立つ。生産性のあるユダヤ人を殺すのは控えろ」 との連絡が入った あなヒトラーにまでそう言われるくらいなので、ローリッツ大佐は毎日相当な数のユダヤ人を殺している。 「詰まんねーの」 などとグチを言い、大佐は気だるそうに乗馬用のズボンのポケットに手を突っ込み。今日は仕方なく誰一人殺さず自分の宿舎に戻る (収容所の親衛隊員の宿舎は隣接しているのです。) 部屋に入ると何も考えずに大の字でベッドに寝転んだ。 と、あることに気づく 「なんだ…?」 よくみると、枕側の布団が盛り上がっていて妙にモコモコ動いていたのです。 「嘘…だろ」 大佐はベッドから降りると荒々しく布団を剥ぎ取った 「……!?」
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