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「ニュース!? 招待状!? 何か特別なイベントでもあったか?」
リュウジはキョウが見せてくる招待状に全く見覚えがなく、不思議そうな表情をしている。
そんな不思議そうなリュウジを見て「はぁ~相変わらず世間知らずだな」と溜め息を吐くと手に持つ招待状について喋りだした。
「この招待状が届いた人は必ず行方不明になるって。世間じゃ騒いでるんだぞ」
「はっ!! 何言ってんだよ…そんな事あるはずないだろ」
リュウジは何を言ってんるんだと言わんばかりにバカにしたような表情になる。
しかし、それを聞いたキョウは不適に笑いリュウジを見つめながら口を開いた。
「ふふふっ……言ったな。
じゃあ手伝ってくれよ。リュウジちゃ~ん」
リュウジは自然と額から汗が流れた……第六感が嫌な予感を察知し逃げろと訴えかけて来ている。
リュウジはこの場から離れる為、咄嗟に頭に浮かんだ言葉を口にした……
「ちょっとトイレ」
しかし、その言葉は無意味だったようだ。
キョウは不適な笑みを浮かながら「逃がさないよ」と言うとポンっとリュウジの肩に手を置いて来た。
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