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『…そうですか…カゥイ。貴方は僕に縁ありませんよね?』 こんな人を馬鹿にした様な声を掛ける人を、知り合いに等持った覚えはない 僕を…泣いた僕をからかう気なら話は別ですけど。 『あ~…サスム?』 サスム。 確かに合っている僕の名前 だからと言って返事はしない。 何故、どうして、名前を知られているんだろう その疑問が頭から離れる事をしないから 『俺はサスムを知ってる。ずっと側に居たから』 溜め息と甘い笑顔に乗って聞こえた言葉は、僕の信じられる物? 信じて良いもの? 信じて悪いもの? 色々な頭を巡る考えに、僕はカゥイを見る事しか出来ない 大体にして、知ってるなんてどうとでも言える言葉だから
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