257人が本棚に入れています
本棚に追加
音もしない先も見えない白い世界。
言葉が返ってくる訳じゃないからか…余計な考えばかりが浮かんで消える
もしかして…僕だけがこの場所に?
皆は…此処に来ないんじゃないか…?
怖い考えを振り払いたくて首を振れば…悲しさが襲ってくる
独りは嫌。
皆に何も言わないで逝った罰?
そんなもの…そんなものは要らない
必死になればなるだけ余計に誘う悲しさは止まる事を知らない
いつから僕は弱くなった?
いつから僕は…こんなに弱くなってしまった?
その場に座って自分の膝を抱える以外…自分を保つ方法は難しかった
『ト…トッキ』
唯一無二の恋人の名前を呼ぶ事だけが、僕の癒やしだった
最初のコメントを投稿しよう!