始まり

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怪しいと思いながらも…そこで、ご飯を食べる事にした。 [絶対、怪しいって…] (ギィー) ドアを開くと、 [いらっしゃいませ…] 店の奥に人が… [あの…やってますか? 二人なんですが。] 怯えながらも聞いてみる [……大丈夫です。 ご注文はランチメニューで宜しいですか?[ 店の奥からでてきた人は ほっそりとした女性だった。みるからに美しく… 呆然としてしまった。 [お客様…?] [あっすみません。 はい 良いです、はい] あたふたしてしまい 少し恥ずかしい。 しばらくすると、 携帯が鳴った。 (プルル プル) なんだ? [はい?あっはいそうです、えっ そんなっ いきなりっ 待ってください、あっ] [どうしたの?] [それが、ホテルが急にお得意様が来たから 宿泊は無しになったって…] [えぇ~!どうすんの?今日どこにとまんの?] すぐに答えも出ずに、しばらく立って… [お待たせ致しました。ランチメニューでございます。] 食べる気になれない…
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