始まり

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[どうかなさいましたか?] と女性が聞いてきた すると僕より先に彼女が [ホテルキャンセルされて…泊まる所ないんです どこか知りませんか?] 早いこうゆう事になるて動きが早いんだよな。 と考えていると [泊まる所…? それなら良いところが有ります。] [本当ですか?] 彼女が元気になってきた [あそこ…見えますか?] 女性が指差す方向を見る。 見えたのは、出来たばかりの、ホテルのような所だ。 [あそこなら…空いてると思いますよ。] [じゃあそこにします。 早く行こう!] 彼女はさっと食事をたいらげ、まるで遠足にでもいく様に張り切っていた [待てよ。] 僕もつられて食事をたいらげる…味はなんか変な感じだった。 [ありがとうございます] 店を出る時後ろを向くと [ふふふ また 増えた] ニヤリとした女性を見て僕は背筋が凍ったかと思い全力で車に乗り… 走らせた。 その時空は不気味な 赤に染まっていた。
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