第一節 「夢」

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トーナメントの方式の大会で初戦敗退もあり得る。 蹴斗―絶対に結果を残す。  蹴斗は背番号10でトップ下、チームのキャプテンだ。 初戦はマジョルカのジュニアチーム 審判の笛で試合が始まった。 蹴斗―ドリブルでいくか、 外国人相手に負けないテクニックで相手を翻弄した。そして、 蹴斗―うわぁ ピピー 笛が鳴った。 前半終了間際ゴールから27メートルあたりでファアルを受けた。 蹴斗―やったー。フリーキック 蹴斗―壁は五枚かぁ。カーブをかけるかそれとも、 蹴斗は練習中の無回転のフリーキックがあった。でもまだ10本に1本蹴れるかどうかだった。 蹴斗―勝負だ。 助走をボールの正面から入って蹴った。 シュルルル ズサッ 決まった。 そして、前半終了した。
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