三、魔王様と接触

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京「…じゃあ、何故?」 …何だろう。 この人の雰囲気。 さっきまで優しげな好青年タイプな感じでほんわかとした雰囲気だったのに今は全然違う。 本能的に逃げたくなるような、そんな雰囲気。 忍「俺が面倒だからだよ。」 京「へ…?」 思わず間抜けな声だしちゃったよー。 だってこのピリピリした雰囲気の中で気の抜けるような言葉を飄々と言ってのけるんだもん。 忍「。只でさえ俺以外のバカな生徒会役員が転入生とか言う奴惚れただの何だの言って仕事をほっぽってるんだ。その上親衛隊の君達にまで動かれちゃあ、俺自分を抑える自信がないんだよね(微笑)」 この人の笑顔、確かにさっきと同じで綺麗だけど、思わず冷や汗が流れてしまう。 こっ怖いんですけど。 威圧感半端ないってー(泣) 京「それであの、どうしろと?」 忍「言葉の通りだよ。(俺に)迷惑かけないでね。……って言ってもこうなった原因は俺以外の生徒会役員にあるって言っても過言じゃないから、役員の方は俺に任せて。しっかり反省させとくから(微笑)」 京「;;(冷汗)とっ取り敢えずじゃあ隊長の方に伝えて置きますので。」 反省させるって……あの自由奔放な生徒会役員達を? しかも断定系だし……。 凄すぎる。 今まで魔王って言うのは王道的に副会長を指す言葉だと思ってたけど、違った。 絶対この人生徒会の裏の支配者だ。 そして魔王。 俺の危機感知能力が信号を激しく点滅させていた。 忍「それじゃあ、よろしく。」 京「はっ、はい!!では俺急いでますのでこれで失礼します!!」 取り敢えず俺は逃げた。 これが正しい選択なのかわからなかったが、只本能的に体が動いた。 人間としての性だよね☆ ってヤバー!! 教室で電話があってからもう20分以上たってるよー(泣) 急がなきゃ!! -了-
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