四、親衛隊会議

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-第三者side- 京が必死にこちらへ向かって来ている頃、親衛隊会議室は不穏な雰囲気で包まれていた。 その原因の人物は苅磨羽海。 先程京と電話をしていた人物である。 羽「(イライラ)……遅い。」 地を這うような低い声でそう呟いた羽海に、周りの幹部は顔を青ざめさせて怯えている。 <<京さん早く来て下さいー!!(泣)>> 皆の心は一致団結した。 羽「ちょっと、もう20分はたったんだけど。……お仕置きかな?」 <<やっぱり来ないでー!!>> っと、その時、ドンッガラガッシャーンと言う派手な音と共に扉が勢いよく開かれた。 バーンッ 京「すいません。遅れました!!」 羽「(ギロッ)……遅い。電話してからどんだけたったと……ってその傷何!?しかもよりによって顔!?ちょっと京!!あんた何やってんの!?」 京が来た事で雰囲気は元に戻ったが、京の顔に傷が付いている事に羽海を含め、幹部全員が慌てた。 京「あー……急ぎ過ぎてドアの前で転けましてυ大したことないんで気にしないで下さい。」 そう、実はあの音は京が何かにつまずき、派手に転んだ音だった。 京の顔、腕、足と傷が出来ており、血が流れている。 京が止めたにも関わらず、皆顔を青ざめたまま、もの凄い勢いで救急箱を取りに行った。 -第三者視点終了-
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