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すると彼は
「つぐみ…。今日の放課後に話がある。」
と言った。
私は
「え…。」
としか言えなかった。
今日ほど放課後が来て欲しくないと思った日は無かった。
しかし無情にも時間は過ぎて行き…
放課後。
「話って何?別れ話?」
私はなかなか口を開かない彼に聞いていた
「別れ話ではないけど…」
と彼は言った
そして決心したのか
「つぐみ。俺は医者になる。だから勉強しなくちゃならない。この学校の勉強だけじゃ医大には行けないから塾に通って勉強しなくちゃならないから会える機会がかなり減ると思うんだ。寂しい思いをさせると思うけど、それでも一緒にいてくれるか?」
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