第1章:剛田ジャイコの消失

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第1話 剛田ジャイコの消失 …び太!のび太! のび太「はっ!」 ママの声で目覚める 時計を見ると8時を回っていた のび太「ち、遅刻だぁ~!ドラえも~ん!どこでもド……」 ドラえもんはもういないんだった 昨日、僕がたまたま早起きしたばっかりにドラえもんは… いやでも、もとをただせばジャイコが悪い あのゴリラのせいだ いつか絶対、血祭りにあげてやるからな… と、今はそんなことを考えてる場合じゃない 一刻も早く学校へ到達しなければならない 全力で階段を下り、食パンをくわえて家を出た とにかく走った もうドラえもんはいない 自分の力でなにもかも乗り越えなくては… 校門はすでに静まり返っていた 誰もいない校庭を横切り教室まで突っ走った 教室に入ると笑い声と先生の怒号で教室は騒がしくなる いつものことだ だが、いつもと違うことがあった ジャイアンがいない 風邪だろうか ジャイアンなら風邪でも来そうなもんだが あとでスネ夫に聞こう
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