第1章:剛田ジャイコの消失

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今日は授業どころではなかった 先生にはスネ夫について質問責めされた 家に帰ると部屋に深刻な面持ちでジャイアンが待っていた おそらくドラえもんにジャイコの捜索を頼みに来たんだろう しかし、ジャイアンの頼みの綱であるドラえもんはもういない かといって妹を必死に探してる友達を見捨てるのもどこか気が引ける ていうか、下手な言い訳をすればぶっ飛ばされて服をビリビリにされそうだ 仕方なく僕はジャイアンに全てを話した ドラえもんがバラバラにされたこと、最近の多発する不自然なこと ジャイアンは話を聞くと目を見開いた まるでハドラーがヒュンケルに殺されたときのような魔王級の顔面だ 物凄い形相に少しビビった ジャイアン「俺も最近、変なことが起こるんだよ」 ジャイアンの言葉には驚かなかった やっと確信が持てたのだ 裏で誰かが動いている ジャイアンを味方に付ければなんとなく心強い のび太「僕は裏で何者かが動いてるんだと思うんだ。おそらくジャイコが失踪したのも関係してる。一緒に犯人を捕まえよう!」 僕はジャイアンに手を差しのべた 後の話で、それは夜神月を彷彿とさせ、どこかうさんくさかったという
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