1章

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「悠太ぁ、今からワックスつけても海に入ってペチャンコになるだけだよ~」 「べ、別にいいだろぉ……」 まぁとにかく本当に賑やかなやつだ。 舞との会話が電車の音にかき消されたせいか、今度は圭悟に話しかけてきた。 からかわれた圭悟は嫌がりながらもどこか嬉しそうな感じだ。 俺はその様子を微笑ましく見守っていた。 実はこの旅行は愛那と舞が計画したもので、本来なら3人で行くはずだった。
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