第一章

14/30
前へ
/69ページ
次へ
瞬間、障子が閉まって、 再び開くと液晶画面では襖が幾つも開かれ、ボーナス確定の文字が踊る。 ーー当たった…。 なんか…、呆気ねぇ…。ーー 当然、単チェ解除なんて知識は無く、 先程より地味な演出に落胆しつつ、 俺は必死に7を狙う。 3回程失敗したが、やっとリール上に7が並んだ。 ーーー確か、爺BIGが一番アチィとかノブが言ってたっけ…。ーーー 画面では3人のキャラクターが代わる代わる映し出されている。 俺は爺さんを選んでBIGを消化し始めた。 BIG自体はナビに従えば良かった為、 俺は安心しながら下皿に吐き出されるコインを触っていた。 ーージャキィィイン!!!ーー 俺は椅子から飛び上がった。 .
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

953人が本棚に入れています
本棚に追加