第一章

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1800回転を超えた辺りで俺は意識がぶっ飛びそうになっていた。 ーーナニコレ?こないだと別人じゃん。後5000円しか無いし…。ーー 静か過ぎる画面を見つめていると、 背中に冷や汗が流れだす。 1900回転、残金が2000円になったところで台が騒ぎ出す。 諦めかけていた俺の目にハーレーに乗った吉宗が映った。 ーーわかんねぇけどこれ多分当たったんじゃね!?ーー 数回転後、液晶画面のボーナス確定の文字を見て俺は胸をなで下ろした。 しかし、ホッとしたのも束の間、 ーー………7が揃わねー。ーー .
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