第一章

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「はぁっ!?行けないってなんだよ!!」 ノブからの突然の電話。 ーー行けないってなんだよ…。 こっちは服も髪もキメまくって一時間も待機してんだよ! しかも他県行くっつーから髪ガチガチになるまでスプレー使ってんのにふざけんなよ!ーー 『……がっ…爆裂し……止まんね……ごめ………』 ノブの声は後ろから聞こえる爆音にかき消されて聞きとれない。 「てめぇ全然聞こえてね~から。 またスロットやってんの? 今ドコ!?とりあえず行くわ。」 なんとか店名だけ聞きとった俺は馬鹿ノブの居る店へと向かった。 .
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