武田信玄 上洛

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勝頼『確かにのう。父上か越後の上杉ぐらいしか出来まいて。』 すぐ後、大井川を真田信綱が舟を率い、上がってきた。 家臣『申し上げます!真田信綱様が参られました。』 勝頼『通せ。』 信綱『真田信綱、お館様の命によりまかりこしました。』 勝頼『大義。して舟は?』 信綱『大型の愛宕舟を五艘、これで兵の大半は乗せることができます。他に小型を百艘。残りの兵はこれで運ぶことができます。』 小山田『これで退路は確保でき申した。』 更に翌日、勝頼の召集した駿河の残存部隊が勝頼隊に合流した。その二日後、家康は7000の兵を率い、浜松城を出陣した。 家康『勝頼は大井川を渡り、我が領内に陣を敷いている。』 忠勝『このまま鶴翼の陣では少し不安が残りますが。』 家康『構わぬ!一気に潰す!』
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