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戦国時代の霸者 徳川家康は若い頃、戦で戦術的に勝利したが戦略的には敗北したことがあった。
史実で言う 小牧・長久手の戦いである。この大井川での戦もまたしかりだった。
大井川 武田陣
物見｢申し上げます！家康方が出現！陣形は鶴翼！兵力は約7000｣
勝頼｢陣形を変えよ。信綱、舟の仕度を急がせい。｣
信綱｢畏まりました。｣
勝頼｢先鋒部隊！楯構え！弓隊構え！第二陣槍襖構えい！｣
忠勝隊
家臣｢殿、あまりにも無謀すぎます！小数といえど武田軍に正面から向かうなど。｣
忠勝｢今更は変えられぬ。｣
後方から突撃の陣太鼓が響いた。
忠勝｢こうなれば名のある将を一人でも討ち取る！｣
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