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一方の信長は起死回生の一手を打たんとある大名に光秀と松本を使者にして、書状を送った。
三河 浜松城
家康「・・・・・・。篭城か撃って出るか、二つに一つか。」
忠勝「信長公からの援軍はもはや期待できませぬ。」
数正「だがどちらにしても我等の敗北は決まっている。」
忠勝「石川殿!何を申されるか!戦わずして負けるなど。」
数正「信玄は用心すぎる程の男。勝てぬ戦はしませぬ。逆を言えば勝てる算段があるからこそ武田軍を総動員して上洛を始めたのです。」
家康「その通りかもしれぬ。野戦は勿論、篭城でも力攻めされればすぐに落城しようて。」
武田軍はもうすぐ浜松城眼前を通過しようと言うところまで進軍していた。
信玄「山県、勝頼、近う寄れ。主等に一手授く。」
信玄は人払いをして、自身の考えれる中で最高の一手を山県と勝頼に授けた。
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