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少しして、廊下から声が聞こえてきた。
「…それじゃあの子起きたわけね、うどんげ?」
「てゐが本当のことを言ってたらですけどね。…師匠その呼び方やめてくれませんか?」
1人はあの時助けてくれた女の子の声だ。もう1人は聞いたことがない声だった。多分そちらがここの先生だろうか。
会話の内容からするとさっきの黒髪の女の子が「てゐ」で、助けてくれた女の子は「うどんげ」という名前なのだろう。…しかしうどんげとは、個性的な名前だ。
「別にいいじゃない。さ、着いたわよ。」
戸をノックする音が聞こえ、返事をする。
光夜「どうぞ。」
「失礼するわね。」
入ってきたのは赤と紺色の二色の服を着た女性と先程助けてくれたウサ耳の女の子だった。
「体調はどう?」
光夜「まだ起きたばかりだからと思いますけど少しフラフラしますね。あっ、俺の名前は暁 光夜っていいます。」
「あら、これはご丁寧に。私の名前は「八意 泳琳(やごころ えいりん)」この永遠亭で幻想郷唯一の医者をやっているわ」
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