第一章 突然!幻想入り!?

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朝日の眩しさが目に入り、それから逃げるようにゴロンと寝返りをうった。 (ん?何だかベッドが岩のように固いな?) 不審に思い起きあがると、いつも自分が寝起きしている見慣れた部屋ではなく 何故か竹林の中にいた。 「あぁ~?なんだこれ?」 立ち上がり目を擦って、周りの景色を見るがやはり変わらず、竹林しかなかった。 「………よし、これは夢だな。もう一回寝て現実に戻ろう」 そうして、また寝ようとした時足を滑らせ今まで寝ていた場所から落ちた。ついでに頭もぶつけた。痛かった。 「~~~っ!?痛いってことはこれは…」 夢じゃない? よーし、まず落ち着け俺、素数を頭で数えてみよう。 1、2、3、5、7、9…あ、間違えた。9は素数じゃない、3で割れる! 自問自答して状況を整理しよう。 Q1、俺の名前は? A、暁 光夜(あかつき こうや)、今年16の高校1年生だ。 Q2、まずはここはどこだ? A、周りは竹林だけ、多分どっかの山の中だろう。 Q3、ここにいる前は俺は何をしていた? A、俺は確か………
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