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それじゃここは俺がいた世界とは違う世界?
(ははっそれどこのラノベだよ?でも痛かったし夢じゃない)
「あぁー!!どうなってんだよ!?」
叫ばずにはいられなかった。しかし叫び声は竹林の中にむなしく消えていっただけだった。
「…仕方ない、とりあえず家でも探してみるか」
服に付いていた竹の葉を払い落とし歩こうとしたとき、
ガサガサッと後ろの茂みで何かが動いた。
バッと後ろを振り向き身構える。何だかもの凄くいやな予感がする。
そしてガサガサと音をたてて茂みから出てきたのは、
「お、狼男!?」
全身を汚れた灰色の毛でおおわれている狼が二足歩行で立っていた。
「ニ、肉。イ、タダキ、マス」
肉とは多分俺のことだろう。しかし礼儀正しい狼男だな。
変なところに感心していると、
「ガァッ!!」
と吠えながら飛びかかってきた。
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