第一章 突然!幻想入り!?

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「うっわあああぁぁ!?」 情けない声をあげながらも、体を無理やり捻り狼男の攻撃を避ける。 「っいってぇ!?」 しかし完璧に避けれず左肩を狼男の爪が引っ掻いた。傷は深くなく肌の表面を掠っただけだが血がかなり流れていた。狼男は爪に着いている血を舐めていた。 「三十六計逃げるが勝ち!」 右手で左肩をおさえつつ逃亡を謀る。 こうや は にげだした! おおかみ は それに きづき おいかけてきた! 「やっぱ、まがりなりにも狼か!」 一瞬の隙をついて逃げ出したときは7・8m離れていたはずだが、今はすぐ後ろにまで近づいている。 ただひたすらに逃げる。逃げる。逃げる。逃げる! 捕まれば多分狼男の腹の中におさまるだろう。 それだけは断固阻止しなければ!! だって主人公死んだらこの小説終わっちゃうじゃん
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