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「うっわあああぁぁ!?」
情けない声をあげながらも、体を無理やり捻り狼男の攻撃を避ける。
「っいってぇ!?」
しかし完璧に避けれず左肩を狼男の爪が引っ掻いた。傷は深くなく肌の表面を掠っただけだが血がかなり流れていた。狼男は爪に着いている血を舐めていた。
「三十六計逃げるが勝ち!」
右手で左肩をおさえつつ逃亡を謀る。
こうや は にげだした!
おおかみ は それに きづき おいかけてきた!
「やっぱ、まがりなりにも狼か!」
一瞬の隙をついて逃げ出したときは7・8m離れていたはずだが、今はすぐ後ろにまで近づいている。
ただひたすらに逃げる。逃げる。逃げる。逃げる!
捕まれば多分狼男の腹の中におさまるだろう。
それだけは断固阻止しなければ!!
だって主人公死んだらこの小説終わっちゃうじゃん
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