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走っているうちに1m近くまで近づいてきた。
「ウオオオォォ!」
くそっ、涙がでちまう。追っかけられてるから、いままさに狼男に。
すると、竹林がいきなり無くなった。違う、開けた場所に出たのだ。自然に出来たものではなく人工的に造られたのがわかる。
「ッ!?」
ガッ!と地面からでていた竹の根に引っかかり見事にヘッドスライディングを決めた。
「ちょっ、待っ」
だが狼男は待ってくれるわけでもなく、チャンスとばかりに大きく跳躍した。狙いは勿論、俺。
「うわああぁぁ!?」
思わず目を閉じてしまった。
もうだめだと思ったとき。
「キャイン!?」
え?と疑問に思い恐る恐る目を開けると、前に狼男の姿はなく、後ろでうずくまる姿が見えた。
(え?は?な、なにが起こったんだ?)
現状が全く分からず混乱していると
「そこの妖怪、はやくここから立ち去りなさい!」
女の子の声が聞こえた。
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