プロローグ

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しかし、教室に入ってきた先生は俺を見るなり思いっきり不信げな表示を浮かべ “戸上くん?何ですかその服” 軽く裏切られた気分だったね、当時の俺。 真っ赤だった顔をさらに赤くし、下を向いたまま何もいえなくなった。とどめは後ろから聞こえた声。 “せんせーい、聖くんは聖ちゃんになったみたいでーす!” ばっと後ろを振り向く。 けらけらと笑う女子グループの中心にいたのは、昨日の女の子だった。
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