先輩宅

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先輩宅

飲み会の後、終電の時間が過ぎてしまったので地元の先輩の家にあがらせてもらった時の話です。 先輩の家は鏡、テレビ、パソコンなどのにタオルが掛けてあったんです。 初めは不審に思いましたが 「そういえば先輩は綺麗好きだっだから埃が付くのを防止する為だろう」 と思い直し。 敢えて何も聞かないでおきました。 先輩は酒のせいもあって眠いのか、すぐにうとうとし始めたのであまり寝れそうにない僕はパソコンをやる許可を得て、タオルを退けて電源を入れました。 「あんまりやり過ぎんなよ。」 と言って先輩は電気も消さず寝てしまいました。 時刻はそろそろ夜が明ける頃 窓が明るい事に気付き、慌てて先輩の方を見るとすっかり寝入ってしまっている様子。 「あーやり過ぎてしまった。」 と思って向き直り、電源を切ると当然、鏡の様に画面に自分が映りますよね。 僕の後ろの壁際に女性の姿があったんです。 「あれ?先輩の彼女さん?でも普通気づくよな…?大体、それならなんで声を掛けてこない?」 恐る恐る振り返ると… 誰も居ないただの壁しかありません。 もう一度パソコンの画面を見てみると。 画面いっぱいに 空洞化した目から血を流した、女の水死体の顔がニヤニヤと笑ってたんです。
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