テーマ小説

6/6
前へ
/10ページ
次へ
むず痒かったのか、顔をしかめていた。その反応がおかしくって笑いを漏らしていたら急に体を引き上げられた。 あと少しで触れ合う距離で止められた。 『ごめん、起こしちゃった?』 『まぁね…あんなに熱い視線を送られたらおちおち寝てられないねぇ』 . …なんだ起きてたのか。何か恥ずかしくなって来た… 『だったらさっさと起きればいいのに』 『このまま寝たフリしてたら何するのかなって思ってさ』 至近距離で意地の悪そうな笑みを見るハメになった… . 『…早く放してよ』 『やだね。もう少し…こうしていようよ』 な?なんて視線で促されてしまったらどうしようもない。放す気なんてサラサラないみたいだし… 何より構ってもらえるんだから…いいか。 でも… 『少しだけ、だからね』 釘を刺す事も忘れずにしなきゃね。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加