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今、ソルはエルにおぶさりながら廊下を進んでいる
ソル「………エル様。」
エル「…なんですか?」
ソル「僕、わかったかもしれません。武器を使わない理由。」
エル「話してみて下さい。」
ソル「はい。まさにこの状態の事だと思います。」
エル「どういう事ですか?」
ソル「兄ちゃんや姉ちゃん、エル様みたいに剣や魔法を使って戦う事は普通だと思います。見ているとカッコイイけど、、、だけど、それじゃあわからない事があります。」
エル「わからない事とはなんですか?」
ソル「…痛み、、、人の痛みがわからないと思います。誰だって攻撃されたら痛いです。でも攻撃する人も好き好んで人に攻撃する事はないと思います。でも、『痛そうだな』って思う感情も武器を使う事によってなくなってしまう様な気がします。僕はそんな感情をなくしたくないです。攻撃するなら、自分も人の痛みを知りたい、、、」
エル「(この子、、、この歳でそこまで考えているんですね。)……ソルは優しいですね。」
ソル「?、、、」
エル「ソルは本物の太陽の様な温かい心を持っています。その優しさをいつまでも持ち続けて下さいね?」
ソル「僕、、、頑張ります!」
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